2022年2月13日じっちゃまこと、広瀬隆雄さんが「ウクライナ情勢と株式市場」についてのライブのまとめをしていきます。
□ウクライナ情勢と株式市場について要旨
・戦争が起こったら、ロシアは迅速にキエフを占拠するかもしれない
・NATO側(西側諸国)には戦争を仕掛けない、ウクライナは正式メンバーではないから。
・ロシアの石油、天然ガス、穀物、鉄鋼などについて不買運動が始まる(経済制裁)。それは価格上昇につながる(戦争時一番値が上がるのは石油セクター)。
・これは軍事戦争ではなく、経済戦争
・実際に戦争が起きた場合、一番失うものが大きいのはロシア(ロシアの大きな輸出品である石油、天然ガスが輸出できなくなるから)。
・つまりこの問題は仮にドンパチがあったとしても一過性のもの
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□Q&A要旨
・旅行株:ウクライナ問題で短期的にはマイナス
・シェール:技術は日進月歩で青天井のように採掘できるという考えが今年初めて生産量が鈍化し枯渇するのではないか、という考えが出始めている(踊り場に差し掛かっている)。
・天然ガス、石油、アルミニウム、穀物:戦争が現実化したら一回利食い、しかし材料が出尽くし、下がった段階でもう一回買い、もう一回転取るイメージ(例えば天然ガスであればLNGタンカーの需給はタイトな状況があるこれらの問題は今日明日で解決できる問題ではないため)。
・金:BTCが下がっているときは相対的に上がる。インフレに強いコモディティ、建設的に見ている
・戦争が起こった場合の長期金利:ひょっとしたら下かもしれない。リスクオフで国債が買われるかも
・石炭株:中国の依存度が高い、近寄らない
・ロシアが撤退したら、石油株は一旦仕切り直しかもしれない
・銀行株:長短金利差が思ったより開いていない
・コモディティ株の決算:それぞれの価格を決め打ちするのは難しく各アナリストがあやふやに打ち出した数字であるためあまり重要ではない。
・ウクライナ問題が沈静化した場合のロシア株:今先回りして買ってはダメだけど注視すべき、実際に問題が沈静化した後で買う。
・テクノロジー株は5年くらいダメじゃない?